《我是猫2》
掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始みはじめであろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶やかんだ。その後ご猫にもだいぶ逢あったがこんな片輪かたわには一度も出会でくわした事がない。のみならず顔の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと煙けむりを吹く。どうも咽むせぽくて実に弱った。これが人間の飲む煙草たばこというものである事はようやくこの頃知った。
在手掌上稍微冷静下来,看着书生的脸,这就是所谓的人开始看到的时候吧。至今还留有当时觉得很奇怪的感觉。应该用第一毛装饰的脸光滑得像水壶和罐子一样。在那之后我也见过很多猫,但是这样的一只猫一次也没碰过。不仅如此,脸的正中央也太突出了。然后从那个洞里不时地吹着烟烟。咽得真窝囊。我最近才知道这是人类吸烟的东西。
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