《我害怕》
《怖いです》
『僕と結婚してください!ゲームですけど、僕はそんな優しくて心が美しいあなたのことが好きです、愛してます、ゲームだけでなく、現実もぜひ会ってみたいです!』
私はゲームの中だけど、初めて誰かに告白されちゃった
でも、私は言い訳をしちゃった
なぜなら私は人とのつながりが怖いだからだ
「あ…あのね、ごめんなさい、わた…僕も男ですから、あの、ごめんなさい」
もし現実に会ったら、私のことに失望したらどうしようって
もし距離が近すぎて、この関係が壊されたらどうしようって
そう思うだけで、涙がこぼれそうになっちゃって
怖い、この関係を大切にしていたこそ、壊れるのが怖くて怖くてしょうがない
「だから、もし、もしもの話だけど、本当によければの話、現実で会わなくても…いい?」
あれ?ゲームなのに、私…
手が震えて、コンピュータディスプレイを見ながら
涙がキーボードに落ち続けた…
画面の彼は勇者だ、そして、私は治癒使いだ
彼の返事はいつ立ってもこなかった
そして
『そ、そうですか…僕…ちょっと用事があるので…』
チャットボックスと一緒に、彼はコンピュータディスプレイから消した、私はまた一人ぼっちになってしまった
私はそのことについて後悔するべきかどうかすら、わからなくて
ただただ、思い出を頭の中で浮かび続けて、涙を流し続けていた
